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ナロードニキが語る。
◇ 「捨てられるホワイトカラー」を読む。
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作成日時 : 2007/10/21 11:33
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恐慌論の大好きな僕の話は割引して聞いてもらわなければ・と思うのですが・・、「NY株366ドル下落・下げ幅今年3番目」と言う19日夕刊の新聞見出しは気になった。ブラックマンデーから丁度20年目にあたる19日のNY市場の話である。ワシントンで19日開かれた先進7カ国財務省・中央銀行総裁会議(G7)の共同声明では@原油価格の高騰A金融市場の混乱B米住宅市場の不振を世界経済を減速させる3つの要因とした。資本主義が循環的な恐慌に襲われるのは当然・必然という経済学を学習してきた僕には「またガラ来たのか」くらいの感想だが・・。
サブプライムローン問題の影響が欧米より軽微に終わった日本はほっとしているのだが、僕らの懐事情の次元ではちょっとした危機感を持っている。
自民党財政改革研究会で会長の与謝野氏は「消費税議論を正面からせざるを得ない・所得税や法人税をあげるのは不可能」と舛添厚労相は「就任以来2ヶ月間頑張ってきたが努力も限界だ・消費税論議をやるべきだ」と。新聞報道でも「消費税の封印が解かれた」年金・医療などの社会保障給付を消費税アップがなければ給付削減だと脅迫し・その世論形成に躍起となっている。昨今・何かと税負担が増えてきて・ガソリンやその他の物価も上昇傾向でいよいよその時が来るのかな・という感じがする。
「日本資本主義発達史」楫西光速著は僕が学生時代のサブゼミで読んだ本だが今でも机の上に置き読み直している。その55ページに「1880年・明治13年10月松方正義の大蔵卿就任と同時に不換紙幣の整理が開始されたが・・」その施策が今日の自民党の方向と大変に似ている。「増税ならびに国庫支出の節減による健全財政の確立・官営模範工場の民営への転化・酒造税の増徴・売薬印紙税・米商会税・株式取引所仲介税・酒造税・煙草税・醤油税・菓子税を課した」。紙幣整理に伴うデフレーションで小規模企業は破産し没落・米価の低落は農民層の分解をひき起した。
消費税が欧米並みの15〜20%になれば住民税増や各種控除の削減等とあいまって・僕等にはかなり厳しい時代が来るのだろうと・・明治時代の没落農民を思い浮かべている。
「捨てられるホワイトカラー」バーバラ・エーレンライク著を読む。ハードワーク・ニッケルアンドダイムに続く格差社会の話。「あらゆることを正しくやってきた人たち・成績も良く哲学や音楽にのめり込みたい青春の情熱を抑えて経営だの財務だのといった退屈な実用的科目を専攻しひたすら頑張ってきた人達が」・・である。ホワイトカラーの失業と求職活動そして貧困・・・。資本主義そのものを批判するのではなくその現象を嘆き憤慨しているのだから解決策などはなかなかみつからない。
何処を見ても先行きの暗い話しかないが・あの戦後の貧しい時代を何とか生き抜いてきた僕らには大概の覚悟は出来ているはずだと思っているのだが・・。
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